年収600万円台・子ども2人家庭の生活と貯蓄の実例
今回の記事は、実際の年収推移と家計データをもとに世帯年収600万円台の家計についてまとめた記事です。
年収が500万円台から600万円台に上がると、「もう少し家計に余裕が出るのでは?」と感じる人が多いのではないでしょうか?
実際のところ、使えるお金は増えるのですが、想像していたものとは少し違うと感じる場面も出てくるはずです。
この記事では実例をあげながら世帯年収600万円台のリアルな生活水準をお伝えします。

実際の家庭の様子も並べて整理しています。
この記事で扱う家計について
今回の記事では我が家の家庭を実例として使っています。

前提として、当時の状況は以下のようなものでした。
- 期間:2022~2023年
- 年収推移:620万円〜670万円
- 世帯構成:夫婦+子ども2人
- 妻:専業主婦
- 車:コンパクトカー1台
- 住居:マイホーム
- 奨学金返済:毎月2万円
- 児童手当:全額積み立て

この期間中にマイホーム購入。子どもの小学校入学といったライフイベントがありました。
年収600万円は一般的にどのらいの水準?

ところで年収600万円はどのくらいの年収水準なの?
ひとつの参考となりますが年収600万円に達する年齢のイメージは次のようなイメージとなります。
| 属性 | 年齢 | 平均年収 |
| 全体 | 50代 | 601万円 |
| 男性 | 40代 | 604万円 |
| 女性 | 50代 | 441万円 |
doda:平均年収ランキング(2024年9月~2025年8月)
※女性は集計期間で500万円に達していなかったため、最大値を記載しています。
※あくまで一般的な目安として記載しています。

ここからは、年収620万円、670万円それぞれの生活感をまとめていきます。
年収620万円前後のころの生活感
当時の収入感
| 収入 | 金額 |
| 年収(額面) | 620万円 |
| 月給(額面) | 39.2万円 |
| 賞与(額面) | 150万円 |
参考として、額面年収500万円の手取りを計算すると以下のようになります。
| 収入 | 額面 | 手取り |
| 年収 | 620万円 | 約465~485万円 |
| 月給 | 39.2万円 | 約29.5~30万円 |
| 賞与 | 150万円 | 約105~115万円 |
当時の生活環境
- 期間:2022年
- 地方都市在住
- 住宅ローン:月8.2万円
- 子ども:2人(幼稚園児+未就園児)
- 保険:月1.2万円
- ネット・テレビ回線(スマホ別):月7,000円
- 奨学金返済:月2万円
- 積立:児童手当+30~40万円
- ライフイベント:マイホーム購入

建売マイホームを諸経費込み3,200万円フルローンで購入しました。
固定費は月に12.5万円程度かかっており、手取りから差し引くと残りは17万円前後でした。
正直な感覚としては「それなりに暮らせるようになってきたな」という生活感です。
年収600万円を超えてくると、年収500万円台の頃よりも生活にゆとりが出てきます。
プランにもよりますが、マイホームも現実的になってきます。

住宅ローンの目安は年収の5倍程度と言われています。
一方で多少の余裕はあっても大きな支出を吸収しきれるほどの年収ではありません
特にマイホームは住宅費だけではなく、家具、家電、引っ越しなど 住宅資金以外にも、かなりの支出が発生します。

我が家も年収UP分はすべて使ってしまいました……
年収670万円前後の頃の生活感(教育費・住居費などの変化)
当時の収入感
| 収入 | 金額 |
| 年収(額面) | 670万円 |
| 月給(額面) | 40万円 |
| 賞与(額面) | 190万円 |

評価が良く賞与が増になりました
参考として、額面年収670万円の手取りを計算すると以下のようになります。
| 収入 | 額面 | 手取り |
| 年収 | 670万円 | 495~510万円 |
| 月給 | 40万円 | 29.6~30.4万円 |
| 賞与 | 190万円 | 130~140万円 |
当時の生活環境
- 期間:2023年
- 地方都市在住
- 住宅ローン:月8.2万円
- 子ども:2人(幼稚園児 +未就園児)
- 保険:月1.2万円
- ネット・テレビ回線(スマホ別):月7,000円
- 奨学金返済:月2万円
- 積立:児童手当+50~60万円

翌年に向けた子どもの小学校入学関連費用と追加購入の家具代の支出がありました。
2024年の国民生活基礎調査で児童のいる世帯の年収中央値は712万円とされています。
年収670万円は児童のいる世帯の中では中央値未満の水準です。
一方で年収を低いところから徐々に上げてきた人にとっては感じる余裕がそれなりに大きくなってくると思います。
生活感としては「大きな贅沢はできないものの生活の安定感を感じる」という程度でした。
小学校入学関連費のような まとまった支出があっても年収の範囲で対応できる。
そのうえで積み立てに回す余力も増やせる、というところは大きかったです。
ただ最近の世の中だとインフレや物価高で生活コストが上がり続けているので、当時ほどの余裕はなくなっていると思います。

改めて生活の余裕度は家計と照らし合わせて検討するようにしましょう。
家計を振り返って思うこと
今回、年収600万円台の頃の家計を振り返って感じたことは以下の通りです。
- 特別費への対応力が上がってくる
- 一方で積立が増やせるとは限らない
別の記事でまとめていますが、年収500万円台と比べて一番違いを感じることは特別費への対応力です。
年収500万円台の頃と年収600万円台に突入したころとで日々の生活費は大きく変わっていません。
しかし、ライフイベントが重なったことで特別費の支出には大きな差がありました。

マイホーム購入、子どもの小学校入学 が特に大きいものでした
ライフイベントは重なりましたが、それでも生活水準を下げすに積み立てを続けながら対応することができました。
「少し大きな臨時支出に安定して対応できるようになってくる」というところは年収500万円台からの大きな変化だったと思います。
ただ、見方を変えると年収が上がったとしてもライフイベントが重なると積み立てを上げるところまでは持っていけない年収帯とも言えます。
我が家では額面年収が580万円から670万円になっても積立の金額は10~20万円程度しか増やせていませんでした。
今回の実例から伝えたかったこと
年収600万円台の生活と積み立てについてまとめると
- 年収500万円台と比べると生活に余裕が出てくる
- ただし、大きな支出を伴うライフイベントが連続しやすい環境
- 年収上昇に比べると家庭の余裕度は控えめに感じる
今回の記事では、我が家の年収推移とライフイベントのタイミングをセットで整理しました。
各種データも並べましたが、年収600万円台の頃の家庭では大きな支出を伴うライフイベントの連続でした。
世帯年収が将来に向かって増加していくとしても、支出も大きく増加しやすいタイミングかと思います。
マイホーム購入のような後戻りができない判断も増えてきます。
今の家庭状況だけではなく、今後のライフイベントを整理しながら家計ついて考えた方が良いかと思います。

実体験としては家計の余裕感は年収上昇よりもかなり薄かったです。
他人の数字をそのまま当てはめるのではなく、自分の家庭の状況と照らし合わせて考える材料として、この記事を使っていただければ幸いです。

