新築の家具家電はどこまで買い換える?半分以上賃貸から使いまわした正直な感想
新築を買ったら家具家電を新しく買いますか?
せっかくの綺麗で素敵な新築住宅。
どうせならオシャレな家具や新品の家電に囲まれてスタートしたいですよね。
しかし、残念ながら現実的には予算を気にしなければなりません。
というわけで、今回の記事では「予算優先で家具家電の大半を賃貸から使いまわした我が家の体験談」をまとめました。
新しい家具家電も線引きしながら買っています。
新築住宅の家具家電予算に悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
予算を気にせず買えるのは富豪ですよ…?
半分以上は賃貸からの使いまわし
まずはイメージしやすいように買い替えたモノと、使いまわしているモノの例をあげておきます。
- テレビボード
- エアコン
- すのこベット
- カーテン・ロールスクローン
- リビング用のワーク机とスツール
- 不足分の収納と照明
- ソファ
- ラグ
- テレビ
- 冷蔵庫
- レンジ
- 照明
- 洗濯機
- ダイニングテーブルとチェア
足りないモノと広くなった家に合わないモノだけ買い替えました。
テレビボードはカラーボックスを横にして使っていたので、さすがに買いましたが……
使い回してみてどうなの?
実際に賃貸から家具家電を使い回してみての感想を言いますと……
使い回しても不自由なく生活はできます。
ただ、家が1番綺麗な新築に生活感丸出しの使い古しの家具があるのは、新築の満足感が下がります。
下記の通りメリットとデメリットをまとめてみましたが、やはり「お金を気にするか、満足感を気にするか」と言う問題に落ち着くかと思います。
使いまわしのメリット
- 費用を抑えられる
- 金銭感覚を見直せる
- 揃える家具家電について調べる時間が作れる
- 様子を見ながら揃えていける
- 子どもの成長に合わせられる
1番大きなメリットは、やはり「支出が減らせる」と言うところです。
数千万円の家を買った直後は金銭感覚も麻痺しがちなので「まぁ、これくらいならいいか」と数万円、数十万円の家具家電なら軽く買ってしまいやすい状態になっています。
そんな危うい状態で検討せずに済むので、浪費を抑えることができます。
そもそも、家具家電を賃貸から使いまわすと購入するものが少なくなるので支出が減らせますよね。
また、小さな子どもがいるご家庭は子どもの成長に合わせて最適なものを買えるという利点もあります。
トイトレ前の子どもがいるとソファ、ベッド、ラグあたりはお漏らしの被害に遭いやすいです。
こだわりの家具も子供にとっては遊び道具のようなものなので、すぐにイタズラされてしまうかもしれません。
我が家も届いた翌週にはスツールに落書きされました……
家具にこだわるのは子供が育ってからでも良いかもしれませんね。
使いまわしのデメリット
- 部屋の見栄えが悪くなる
- ダラダラと支出が続いてしまう
- 古い家具家電の処分に困る
使いまわしのデメリットももちろんあります。
新築で1番見栄えが良く、気持ちが盛り上がっている時期に賃貸から持ち込んだ家具家電で済ませると満足感は下がります。
家に対してアンバランスにもなりやすいので、どうしても見栄えする部屋を作りづらくなってしまいます。
また、「とりあえずは賃貸のものを使い回してゆっくりと揃えよう」という人はかえって支出が増える可能性もあります。
家具家電は安くても数万円するものも多く、家計から見ると高めな支出になります。
そんな大きな支出がダラダラと続いてしまうので、金銭感覚が麻痺しやすくなり、家具家電以外の浪費も一緒に上がってしまう危険があります。
「まぁ、これくらいは良いよね。家具よりは安いし」という支出が増えるかも…
実際に順番に家具を買っていますが、割り切って予算内でスパッと買い切る方が総合的には低予算で済むと思います。
新居で困る家具家電の処分
新居に引っ越してから家具家電を入れ替えていくと困ることが「古い家具の処分」です。
引っ越しの時にまとめて買い替えると、引き取り、処分を依頼できるサービスも使えます。
また、引っ越し前ならば、ジモティーのような一般の人に自宅まで引き取りに来てもらえるサービスも使いやすいです。
これが引っ越し後に順番に買い替えるとなると、自治体の面倒なやり方で処分していくか、高い処分費を払って処分していくかになりがちのなので、かなりの手間になってしまいます。
ジモティーも残念ながら一定数は「自宅にあげたくない、住所を教えない方が良さそうな利用者」もいるので新居に引っ越した後だと使いづらくなってしまいます。
直後に引っ越すタイミングならトラブルのリスクも多少は下がりますが、新居では不安を感じます…
建売なら後から買うのもアリ
家具家電を使いまわすべきかは、個人の価値観の問題だと思います。
ただし、建売を買う人は、とりあえず賃貸から使いまわして後から買い替えるのもありだと思います。
- 準備期間が短すぎる
- 家の雰囲気、内装まで選べないことが多い
建売は契約してから1ヶ月程度で引き渡されるくらい、購入後のスケジュールがタイトになります。
注文住宅と違って事前の打ち合わせもなく、既にある物件を早い者勝ち勝負で購入する世界なので段取りも組みづらいです。
そして、建売を買う場合は内装や雰囲気よりも優先するものがある場合がほとんどです。
予算、立地、住宅仕様の方が内装の雰囲気よりも優先度は高いですよね
入居時にバチっとハマる家具家電を選び切ることが難しいので、とりあえず入居してから揃えてっても良いと思います。
使いまわしでも優先して買うべきものは?
賃貸から家具家電を使い回す人でも「収納」だけは優先して揃えることをお勧めします。
収納を揃える理由は家が片付くからです。
使い回しの家具家電が多くても、きちんと整理整頓されていて余計なものが置かれていないのであればスッキリとした印象になります。
床置き、机に出しっぱなしのものを無くしてしまえばミニマリストのようなシンプルで整った空間を作れるので、予算の割に綺麗な雰囲気にしながら勝手良く新居を使えるようになります。
予算が足りない人が新居の満足感を味わいたいのであれば、収納から揃えるとコストパフォーマンスは良いのではないでしょうか。
おしゃれ収納よりも、見えないように収め切る収納から揃えるとより効果的です
お金の余裕と満足感、どっちが優先ですか?
- 使いまわすかは「お金の余裕」と「新居の満足感」の優先度で決める
- 使いまわすと気持ちは冷めやすい
- 使いまわさないと支出が増えやすい
- 建売購入なら一旦使いまわしでもOK
我が家は建売購入で大半の家具家電を賃貸から使いまわしました。
そのおかげでかなり低予算で新生活を始めることもできました。
子どもの入園、入学が重なる年だったので目の前の支出を抑えたかったんです…
我が家のように現実的な予算を見るのであれば、家具家電は余裕のある時に買い替えていっても良いと思います。
一方で、今しかない新築の1番綺麗な時期をくたびれた家具家電の中で過ごすのは気持ち的に残念なところもあります。
なので、思い切って家具家電を揃えてしまうというのもアリだと思います。
中間をとって「リビングだけはこだわる」というように場所を決めてピンポイントで揃えてしまうという方法もあります。
どちらを選んでも予算、気持ち、住み心地に差が出るのでご家庭ごとに検討してみてくださいね。