年収700万円台の生活は余裕?実例でわかる家計とリアルな生活感
今回の記事は実際の年収推移と家計データをもとに世帯年収700万円台の家計についてまとめた記事です。
年収が600万円台から700万円台に上がると「生活にもかなり余裕が出るのでは?」と思う人が多いのではないでしょうか?

実際に年収が700万円台に上がった時は生活に余裕を感じられるようになりました。
しかし、一方では余裕を感じる分、支出も増えやすくなります。
ライフイベントも重なる時期なのでセーブしなければ、むしろ家計が厳しいと感じるかもしれません。
この記事では実例を挙げながら世帯年収700万円台のリアルな生活水準をお伝えします。

子どもがいる家庭で、これから年収700万円台に到達する人の参考になればと思います!
この記事で扱う家計について
今回の記事では我が家の家庭を実例として使っています。

前提として、当時の状況は以下のようなものでした。
- 期間:2024年
- 年収推移:750万円
- 世帯構成:夫婦+子ども2人
- 妻:専業主婦
- 車:コンパクトカー1台
- 住居:マイホーム
- 奨学金返済:毎月2万円
- 児童手当:全額積み立て

この期間中に子どもの幼稚園入園がありました。
年収700万円は一般的にどのくらいの水準?
dodaが行っている平均年収調査では男女ともに20代~50代までに到達しない水準です(doda:平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金))

2024年9月~2025年8月の調査では最高値が男性50代以上の679万円でした。
一方で2024年の国民生活基礎調査では児童のいる世帯が平均年収820万円、中央値で712万円となっています。
| 平均年収 | 年収中央値 | |
| 児童のいる世帯 | 820万円 | 712万円 |
参考「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」統計表(PDF)厚生労働省」

共働きで到達させていることも想定できる年収水準だと思います
年収750万円の生活感
当時の収入感
| 収入 | 金額 |
| 年収(額面) | 750万円 |
| 月給(給料) | 43.3万円 |
| 賞与(額面) | 230万円 |
参考として額面750万円の手取りを計算すると以下のようになります。
| 収入 | 額面 | 手取り |
| 年収 | 750万円 | 約560万円 |
| 月給 | 43.3万円 | 約32万円 |
| 賞与 | 230万円 | 約180万円 |
当時の生活環境
- 地方都市在住
- 住宅ローン:月8.2万円
- 子ども:2人(小学生 +幼稚園児)
- 保険:月1.2万円
- ネット・テレビ回線(スマホ別):月7,000円
- 奨学金返済:月2万円
- 積立:児童手当+60~70万円

子どもの入学・入園関連の支出がありました。
生活感としては「生活の質も意識できるようになってきたが、共働き家庭のようにはできない」という程度です。
自分の家庭だけを見ると年収600万円台の頃からかなり生活に安心感を感じられるようになってきました。

これまで節約していた生活用品にも質を求められるようになってきました。
一方で大きな臨時支出を安全に吸収できる年収でもなく、大きな臨時支出が続くと家計に不安を感じます。
子どもに習い事をさせることもできますが、いくつもさせられるほどの余裕も感じませんでした。
また、専業主婦家庭の場合は、同世代の共働き家庭の生活水準も気になるかと思います。

特に習い事、マイホームの水準では共働き家庭との差を感じやすいと思います。
私の場合は「年収を上げてきた」という感覚もあったので共働き家庭との資産形成ペースの差もかなり気にしていました。

一馬力なこともあり「もっと頑張らねば…」の感覚は強かったです。
家計を振り返って思うこと
今回、年収700万円台の頃の家計を振り返ってみて感じたことは以下の通りです。
- 月収が上がると安心感は増える。
- 一方で支出も増える。
- ボーナス増額とライフイベントが重なると財布のひもが緩みやすい
別の記事でまとめた年収600万円台の頃と比べると月給が数万円上がっています。
ただ、月給が増えたことにより継続的に収入増を感じる分、日常的な支出増につながったと感じます。

余裕がないときに外食や総菜に頼る回数も増えました。
贅沢とまでは言いませんが、それまでであれば頑張って何とかしていたこともお金で解決するようなことは増えました。
また、ボーナスは年収600万円台の頃と比べると数十万円増えています。
振り返ってみるとボーナスが増えることで一時的な支出が上乗せになっていました。
例えば
- 七五三の写真のプランを一つ上げる
- 長距離移動を伴う帰省の途中で宿に泊まる
- 購入する家具、家電の予算が上がる
など
主にイベントに対する支出で「まだ特別費の枠に余裕がある。せっかくなら1ランク上げてもいいかな」という形で支出が増えています。

これまでは”節約のため”と思って渋っていたものにもお金を使う頻度が増えました。
年収750万円の頃の家計を振り返ってみて「必要な支出に対して最低限より上のランクを選ぶようになった」ということは強く感じました。
今回の実例から伝えたかったこと
年収700万円台の生活をまとめると
- 年収600万円台と比べると生活に安定を感じる
- 年収増でたどり着いた場合は、余裕を感じることで財布のひもが緩みやすくなる
- 月給の増では生活水準を上げたくなる
- 月収増ではイベントでプランを上げたくなる
- 積立のペースを上げるためには意識して支出を上げないようにする必要がある
年収700万円台は「生活を守る余力は出るが、資産を増やすには意識が必要な年収帯」だと感じました。
年収700万円台は共働き家庭も含めた世帯年収の中央値~平均値に重なる年収帯です。
子どもの人数や家庭の環境にもよるのですが、子どもがいても生活が成り立つ年収帯だといえるでしょう。
一方で年収の水準がある程度上がってきているからこそ、これまで支出を絞っていた選択肢が選べるようにもなってきて財布のひもが緩みやすくなると思います。

特に今まで我慢していたものには注意が必要です
ライフイベントが重なる年齢で到達する年収帯でもあるので、意識せずに過ごしてしまうと積立が進まないという事態も十分にあり得ます。
マイホームや子ども関連の後戻りができない生活費アップにつながるライフイベントも集中する年齢でもあるので、慎重に検討することをオススメします。

特にインフレ・物価上昇の局面では注意が必要ですね
無理に節制する必要まではないと思いますが、計画的にライフプランと向き合う時間を作るようにしましょう。
今回の記事が皆さんの家庭を考えるための材料になれば嬉しいです。

