持ち家反対!?賃貸派なのに子育ての事情で3,000万円を借りて家を買いました。
こんにちは、うさみです!
大きなリスクを負いたくないので賃貸派です。
それなのに2023年に3,000万円超えの住宅ローンを借りてマイホームを買いました。
大きな理由はこの2つです。
- 息子の足音によるトラブル
- 娘の小学校の学区問題
今回の記事は賃貸派の私が考え方を曲げてまで、マイホームを買った理由をまとめました。
特に子育ての事情でマイホームを買うタイミングについて悩んでいる人には参考にしてもらいやすいかと思います!
マイホームを買おうと思った理由は「子育て」
マイホーム購入を決心したときの状況はこんな感じでした。
- 2歳の息子が走れるようになって下の階の住人から苦情を受けてしまった
- 5歳の娘が入学する小学校には同じ幼稚園のお友達がいないことがわかった
- 小学校の評判が良くなかった
2歳の息子が走れるようになってから毎週のように下の階の住人から苦情が入ってしまっていたことがマイホーム購入を決心した最大の理由です。
ほとんどの家に小さな子どもがいるファミリー向け物件を選んだのですが、我が家よりも後から入ってきた下の住人とトラブルに……
それなりに対策をしたものの事態は落ち着かずに引越しを考えないといけないような状況になってしまいました。
そんな状況の中で5歳の娘にも問題発生。
園内で同じ小学校に行く子ども交流会があったのですが、そこで同じ幼稚園から娘と同じ小学校に進む子が1人もいないことが発覚しました。
妻の地元なので、知人・友人を伝って調べてみると、入学予定の小学校には他の園からかなりの人数がまとまって入ってくるのでお友達関係も既にでき上がっていることもわかりました。
入園した時も苦労したのに更にハードルが高い…
あとは治安的に評判が悪いエリアから上がってくる子が多く、様子を見に行った学校イベントの父兄の雰囲気からも「ここに入れよう」とは思えませんでした。
そんなこんなで「とりあえず今の家からは引っ越したい」という状態になっていました。
ちょうどいい賃貸戸建が見つからず
引越し先として最初に検討したのは賃貸でしたが、ちょうどいい物件を見つけることができず…
希望エリアの賃貸戸建はほとんどこの2択でした。
- 激安築古文化住宅(築40年超、家賃5万円程度)
- 予算オーバー住宅(築20年以内、家賃11万円程度)
賃貸アパートとマンションだとちょうどいいところもありました。
ただ、子どもの騒音でトラブルにならないように選んだ物件ですら足音で揉めてしまったので、どうしても前向きには検討できず。
結局、ちょうどいい物件を見つけられずに「それならば選択肢を広げてみよう」という流れでマイホームを検討することになりました。
ちなみに当時住んでいた賃貸物件はこんな物件でした。
- 子育て世帯向けのファミリー物件
- 入居者の約8割が子育て世帯
- RC造(鉄筋コンクリート)
- 窓を開ければ子供の声が聞こえる
- 壁、天井越しにも多少の物音はあり
木造アパートと比べると防音が出来ている。
ただ、それでも漏れ聞こえる程度に子どもの生活音はする。
適度な物音対策と、子どもがいること前提の「お互い様感」がちょうど良い物件でした。
正直、「ここで揉めるなら、他でも揉めるでしょうに…」としか思えなかったです
さらに会社の転勤ルールが変更に
これがとどめの一撃でしたが、同じタイミングで会社の転勤規定が変更になりました。
要約すると「持ち家があれば単身赴任をしても家族のところに戻ってきやすくなる」というルールです。
持ち家がなければ、単身赴任で転勤先から別の転勤先へ、という流れになりかねません。
一方で持ち家がある人は、定期的に持ち家のあるエリアに戻れるようにルールが変更されたのです。
全国転勤のある会社でしたが、諸事情あって単身赴任前提で考えていた我が家にとってはこのルール変更が大きな一撃になりました。
持ち家を買えなくもなかった
私は大きなリスクを抱えたくない賃貸派です。
当然、持ち家にあるトラブルのリスクは心配になりました。
しかし、整理してみると「持ち家が買えなくもない」という状態だったことも分かってきました。
- 額面年収:620万円
- 貯金:約500万円
- 給与収入から毎年50万円〜70万円積立
- 児童手当は全額積立
- 年金型の保険:約200万円(払込期間残り1年)
- 奨学金の残り70万円(残りの返済期間3年)
転職してからは安定して年収は伸ばせている。
何かあった時の蓄えはある。
大きな負債もなし。
というところで、無理しなければマイホームを検討できるくらいの余力はあると判断しました。
仕事で翌年度の昇格がほぼ確定したのも大きかったですね。
住めなくなるリスクは洗い出して検討
「リスクを避けたい」という理由で賃貸派だったので「マイホームに住めなくなるリスク」も洗い出して検討しました。
最終的には
- 完済まで住み続けられそう。
- 大抵のことでは破綻するまでの痛手は負わない。
と思うことができたので、本格的にマイホーム検討を進めることにしました。
持ち家はリスクあり。でも暮らしやすい
賃貸派の私が子育ての都合でマイホームを買ってみた結論はこんな感じです。
- 持ち家のリスクはやっぱり不安
- それでも許容範囲だと思えるレベル
- 男の子が小さいうちにマイホームを買うのはアリ
- 転園・転校の不安が解消できるかも
マイホーム購入は数千万円をかけて住む場所を決めるような買い物なので、さすがにリスクに対する不安は感じます。
- 「収入が減ったら?」
- 「欠陥住宅だったら?」
- 「災害が起こったら?」
- 「家族の関係に何かあったら?」
こんな感じで、どうしても消しきれない不安は残ります。
ただ、ある程度の年収と貯金があれば「なんとかなるか」と思えるレベルに不安は収めることができます。
結局のところ、子育てと天秤にかけると「不安はあるけど買って良かった」と思えるくらいのメリットも感じています。
特に小さな男の子のいる家庭はメリットも多いように感じます。
うちの子がこのパターンですが、2歳から先は成長と共に家の中でも走り回ったり、きつい癇癪を起こす子もいるかと思います。
2歳前後で足音トラブルになっているのであれば、成長に合わせてさらにトラブルの種は増えると思った方が良いかもしれません。
そういえば、自分の子供時代を振り返っても大きくなるほど遊びが激しくなってましたね。
遊びたがる子どもを押さえつけて過ごすことを考えると、マイホームを買ってのひのびと遊ばせてあげるのは十分アリな選択だと思います。
また、引っ込み思案なお子さんがいるご家庭は転園・転校を避けるられるタイミングで持ち家を買っても良いかと思います。
実際に検討してみましたが、小学校になると学区が幼稚園・保育園よりも細かくなりがちです。
我が家も同じ幼稚園のエリア内に複数の小学校の学区があるという状況でした。
今住んでいるエリアが問題ないのであれば、同じ幼稚園・保育園に通える中から都合の良い小学校の学区に引っ越すというのもありだと思います。
結局のところ、賃貸アパートだと将来手狭になって引っ越すときに子どもの転校問題にぶつかるので、避けて通れないんですよね…
無理に持家を買う必要はない。でも…
もちろん無理に家を買う必要はありませんし、賃貸でも十分な人もいるでしょう。
ただ、こんな人は一度マイホームを検討してみても良いかもしれません。
マイホームは自分で建てる分、賃貸よりも選択肢が広がります。
ちょうど良い賃貸が見つからなければ、検討する価値はあると思いますよ!