火災保険はどこで契約する?ハウスメーカーの紹介で良いの?体験談まとめ
マイホームの火災保険は、どこで探せば良いのか悩みませんか?
ハウスメーカーや不動産仲介から提携している保険会社の紹介をしてはもらえる。
しかし、本当に紹介された保険で良いのか、不安になってしまうという人もいるのではないしょうか?
私のときはこの2点で特に悩みました……
- 保障内容に漏れがないか心配
- 紹介されるた保険は割高になっていないか不安
今回の記事では、そんな不安を払拭するためにやったことをまとめてみました。
火災保険選びで不安を感じている人の参考になれば嬉しいです。
火災保険を決めるまでの流れ
我が家は建売マイホームなので、火災保険は仲介会社が代理店をしている保険会社のものにしました。
ただし、紹介されて即契約ではなく、比較検討をしてから契約しています。
火災保険を決定するまでの実際の流れはこんな感じです。
- 仲介会社から火災保険を紹介してもらう
- 火災保険の保障内容を検討する
- 本、WEB、YouTubeをメインに情報収集
- ハザードマップは自分で確認。昔から住んでいる義実家にエリアの災害歴についても確認
- 契約内容を決定。仲介会社経由で見積をもらう
- 見積をもらってから保険相談の窓口を利用
- 相談の結果、仲介会社からの紹介先で決定
まずは仲介会社が代理店をしている保険会社でおすすめ商品を紹介してもらってから、商業施設に入っているような複数の保険会社を取り扱っている相談窓口を利用して比較検討を行いました。
不動産販売兼保険代理店の会社だと、自社が不動産を販売する時に「一般的にかける保険の内容」で見積をしてくれますので、手間なく叩き台になる見積が入手できます。
そこから、出してもらった見積の内容を検討して、過不足のあるところを修正。
改めて見積を依頼しました。
そして、窓口では、その見積内容から不足がないように近い内容で各社の保険商品を紹介してもらい、火災保険を検討。
各社の保障の内容と割引込みの金額を比較して、仲介会社から紹介を受けた保険会社の火災保険に決めました。
大枠をつくってもらってから、情報収集をしながら検討していったイメージですね
保険の相談の窓口に感じたメリット
保険の相談窓口は営業されそうなイメージがあったので敬遠していましたが、火災保険の検討に使ってメリットも感じました。
- 提携先の割引率がわかる
- 近い保障の内容での他社見積が取れる
- 公的制度の説明をしてもらえる
- 一般的な加入率なども教えてもらえる
私の行ったところでは、こんな感じのメリットを感じたので、割とオススメしたいです
ハウスメーカーや仲介会社が提携している火災保険について、保険相談の窓口から「別の窓口を使って申し込んだ場合の金額」を調べることができます。
なので、ハウスメーカーや仲介会社の提携・代理店割引がどれくらい入っているかは割と簡単にわかりました。
また、今もらっている見積の内容と保障範囲が近くなるように他の保険会社の火災保険のプランを確認してもらうこともできます。
私が使ったところだとネット型保険も含めて比較してくれたので、かなり幅広く比較することができました。
あとは火災保険をいくらかけるか、水災保障をつけるか、地震保険をどうするか、という話題についても「世間の加入率」のような一般的な話を教えてもらえたので参考になりました。
一応、後から自分でも調べていますが、情報収集としては役に立ちました。
使う窓口による火災保険の相場の違い、他の保険会社で同じような保障を組んだときの金額、一般的な加入率などの話は自分で個別に調べていくとかなり手間がかかります。
マイホームを持つためのハードなスケジュールの中で自力でやり切るのは、かなりしんどいのではないでしょうか……
実際にやってみて感じましたが妥当な内容を検討するために「窓口を使ってまとめて大枠を押さえる」というのは割とアリな選択肢だと思います。
公的制度についても教えてくれる
メインは火災保険の相談でも他の話も教えてくれるのも良かったです。
特に私の時は遺族年金について簡単に試算してもらいました。
亡くなった被保険者の遺族に支払われる年金
マイホームを買うタイミングにはこんなこともまとめて検討しますよね。
- 住宅ローンの返済比率
- 住宅ローンを変動金利にするけ、固定金利にするか
- 住宅ローンと団信の内容
「今後の金利の上下も想定して月にいくら返済していくのか?」「自分にもしものことがあった時にどこまで備えていれば十分なのか?」ということを少なからず検討するタイミングです。
火災保険の検討と同じタイミングで見直しをする必要はありませんが、見直せば今の保険料から下げられるのかどうかの見立てを立てることはやっておいても損はないかと思います。
「もし自分が死んだら遺族年金がこれくらい。なので、必要な備えはこれくらい」みたいな見立てができると安心感があるよね。
住宅ローンの借り入れで余裕がない人は保険側に無駄を削って、住宅ローンの返済を検討することもできます。
いずれは探していく必要も出てくると思うので一緒に聞いてしまってよいのではないでしょうか?
営業はかけてくる?
私が使った窓口では、そんなに営業をかけられている感覚はありませんでした。
たしかに営業はされるけど、そんなにガンガン来るわけでもないので、普通に断ることもできました。
このへんは使う窓口によると思います。
あとはこんな人も大丈夫だと思います。
- 本人が家計管理しっかりしている
- 今のプランから触る場所が少ない
- 見込み客でないことをはっきり示せる
我が家の場合は、仲介会社の提携先の見積内容を超えるものが他の保険商品で出てこなかったのでハッキリと断ってそこで終了でした。
生命保険関連の提案もありましたが、自分にとって必要な範囲と不要な範囲をハッキリ話していたので、それ以上の営業はかけられませんでした。
「喫煙者時代に加入していた保険が、禁煙を続けた今なら優良者割が使えるようになってますよ」くらいの提案はありました。
「あくまでも火災保険の検討できているので、今回は生命保険の見直しはしない」とハッキリ言い切っておいても、営業を断りやすくなるかと思います。
ネットで情報収集ってどうなの?
自分の意見を決めるためにネットで調べるのはどうなの?考え方が偏ったりしない?
鵜呑みにしなければアリだと思いますよ。
私は割とWEB情報「も」取り入れながら火災保険をはじめとした住宅関連の検討を進めました。
こんな内容を参考にしているよ
- YouTube
- WEBメディア
- SNS
- 書籍
- 業者の話
「情報は、どれを信じたら良いのか?」と聞かれたら「複数の情報をあたってみて総合的に判断しましょう」というのが個人的な意見です。
本人は善意で本心から発信している内容でも、その内容が正しいかどうかは別問題です。
さらにWEBの情報にはポジショントークや収益目的のためのオススメ情報のようなものも多分に含まれます。
一方で、WEBには「実際に経験しないと得られない情報」や「本職として関わらないとわからない情報」も多く転がっています。
見極めが難しいからこそ、いくつもの情報にあたってみて、鵜呑みにせずに最後は自分の意思決定として判断するようにしましょう。
一応、その中でも実名や会社の名前を出している実務者で、かつ会社の評判も悪くないような人の発信は気にしてみてました。
提携先の火災保険ってどうなの?
我が家が比較検討した結果としては「仲介会社やハウスメーカーが代理店も兼ねている火災保険はアリ」だと思います。
実際に窓口相談で、全く同じ保険を確認してみましたがそれなりの割引が入っていました。
さらに同じ保障内容で他社の保険も確認しましたが、仲介会社経由の見積よりも安くなるところはありませんでした。
実際のところは保険会社や保険の内容、紹介してきたハウスメーカーや仲介会社の立場によっても変わってくるかと思います。
ただ、提携先がきちんと安いこともあるので「紹介された保険会社は怪しい」と先入観を持たずに選択肢に入れておくことをお勧めします。
そのうえで他社比較もしようね!
金額だけでの検討はおすすめしない
今回の記事のまとめです。
- 仲介会社から紹介された火災保険は意外とお得だった
- 窓口での相談は比較検討の手間を減らしてくれる
- なんにせよ「最後の判断は自分でする」
火災保険はあくまでも、もしものときの備えです。
高い・安いを気にし過ぎた結果、もしもの時に使えないないようになってしまえば意味はありません。
そして、起こり得るリスクも備えるべきリスクの程度も個人・家・土地ごとに違ってきます。
地震のリスクも時代やエリアで違いますよね……
なので、火災保険を比較検討するときは大前提として「譲れない保障の内容」をベースにおいて考えましょう。
その上で「欲しい保障がある中で、よりお得なものを探す」という感覚の方が後悔なく火災保険を選べると思います。
窓口での保険相談は「お得な保険を探す」だけではなく「今、選んでいる保険が本当にお得なものだったのか」を確認するためにも便利でした。
なんとなく嫌なイメージがあって使いづらい気持ちはわかるのですが、マイホームの段取りで忙しい中でもきちんと検討したい人には割とオススメです。
そして、念押しですが最終判断は自分自身でやろうね!