転職しても住宅ローンは返せそう?生活は大丈夫?年1回の転職活動体験談
今回の記事は年一回のペースで転職活動・キャリア面談をしている体験談をまとめました。
- 住宅ローン等 大きなローンがある
- ライフイベントで収入が下がる可能性がある
- 仕事のストレスがキツイ
- 今の仕事は相場よりも年収が良い
- 勤務地、勤務形態など譲れない勤務条件がある
住宅ローンを借りる前から毎年キャリア相談・転職活動はしています。
ただ、即返済できないような大きな金額を、数十年の返済期間で返していく住宅ローンを借りてから感じるメリットも大きかったのでまとめてみました。
将来の収入に不安のある人の参考になれば嬉しいです。
私の場合はメンタル病んで年収ダウン転職をしたこともあるので「こんなに住宅ローンを借りて、働き続けられるのか?」という不安の対処にもなりました。
自分の市場価値は把握しておいた方が良い
定期的にキャリアを見直していて感じるメリットはこんな感じです。
- 転職後の年収相場がおおまかにわかる
- 転職先を見つけるために現職で必要な働き方がわかる
- 転職しなくても今後のキャリアに対しての対策が打てる
この3点です。
実際に転職活動をしてみると、今の自分の働き方ではどんな求人を紹介してもらえるのかがわかります。
転職エージェントとの面談で内定を狙えるかどうかの意見ももらえます。
今すぐに転職をしないとしても、将来転職したい企業に内定をもらうためには今の自分に何が不足しているか相談することもできます。
今の自分に不足していることがわかれば、現職での仕事のやり方を見直して将来に向けて対策を打つこともできます。
私が使っているエージェントは主にこの3つです。
- JACリクルートメント
- doda
- リクルートエージェント
キャリア相談したい時・自分の業界の転職動向を聞きたい時ははJACリクルートメントで。
求人を探したい時はdodaかリクルートエージェントで、というように使い分けています。
ポイント:状況はその時ごとに違う
ひとつポイントになるのが「転職のしやすさはその時々で違う」ということです。
どういうこと?
いろんな変動要因があるってことだよ
- 転職市場の動向
- 自分の年齢
- 家庭の事情の移り変わり
- 求人が出てくるタイミング
25歳と35歳では、狙える求人の幅も違えば、企業が求職者に求める能力も変わってきます。
リーマンショック、人手不足の影響など、転職市場全体の動きによっても転職のしやすさは変わってきます。
更に言えば転職市場全体の動きとは関連せずに個別の企業で動きがあることもよくある話です。
転職市場は冷えていても、ある会社では「事業強化や高年齢化の影響で人が欲しい!」となることもあるよ。
賃貸暮らしで全国転勤できる状態でする転職活動と、マイホームを持って転勤を受け入れられない状態でする転職活動とでは選べる仕事も変わってきます。
転職市場にも、自分自身にも変動する要因があるので定期的に市場価値を確認しておくことには意味があります。
実際の体験談
具体例として私の体験談をまとめてみました。
基本データはこんな感じだよ
- 年齢33歳(記事作成時)
- 27歳から年1回程度の転職活動
- 28歳と30歳のタイミングで転職
- 33歳時の年収675万円
- 転職歴:非上場→非上場→東証プライム上場
- 子ども2人
- 持ち家あり
- 単身赴任:しぶしぶOK
28歳からの年収の推移は520万円→520万円→540万円→575万円→625万円→675万円です。
従業員約100人の会社からキャリアを始めて、転職で年収を上げている感じです。
直近の転職活動&キャリア相談
ここ最近のキャリア相談で転職エージェントから言われていることはこんな感じです。
- 転職先を選ばなければ転職自体はできる
- 今の働き方で今の年収を維持できる可能性は低い
- 働き方をハードにすれば年収維持〜年収アップは可能
- 今より大きな企業に転職するハードルはかなり高い
伸び代のある業界で人手不足気味なので、転職するだけならば内定をもらえそうな企業はそれなりにある。
ただし、現職で仕事内容の割に年収が高いので、同じような働き方では年収を維持できない。
一方でハードワーク・責任が伴う立場での仕事ができるのならば転職で年収を上げることも狙える。
現職よりも大きな同業他社が数えるほどしかないので、より大きな規模の会社で更なる安定を目指すには厳しい。
30代前半までに2回、次は3回目となると敬遠されることもある。
ハードワークできるプレイヤーとしてなら、もっと上の年齢でも求人はあるが、経験必須。
キャリアを作ろうと思うとマネジメント経験も求められる世代。
こんな内容でした。
今の年収を保ちたいならハードワーク必須……!
キャリア面談の後は何をした?
キャリア面談と転職活動で市場の動向を確認してからは、意識して働き方を変えています。
- やや働き方をハードにしている
- 会社の事業に積極的に関わるようにしている
- マーケティングとマネジメントにも手を出す
- 会社の方針まで見て動くようにしている
要するに「転職市場で行き先が見つかるように仕事のやり方を調整している」という感じです。
残業も出てきますが、会社から求められている目標や指示よりも、ややハードな働き方を自分でするようにしたり。
営業の仕事をしていますが、会社の新規事業開発・製品企画のような部門の人とも積極的に接点を持って、お客様や現場の情報を入れるようにしています。
意見交換の頻度も増えてきてるよ。
協力会社の担当者に拡販してもらう場面も多いので、自分のセールススキルだけではなく「他人が売れるようにする」ことを目標にした活動も増やしました。
他の社員が見ていない経営資料も読みますし、片手間に聞き流す人が多いような方針発表もかなり真面目に聞いて、日頃の動き方でも方針に合わせるようにしています。
以前からやっていることもありましたが、より意識的に手を出して、活動報告の会議でも意図的に根拠や理由づけに経営方針を使っていたりします。
正直、そこまで気にしながら仕事をしている人がいないので、評価や査定はかなり高くなりました!
定期的にキャリアの棚卸しをしよう
今回の記事のまとめです!
- 転職エージェントの活用はキャリアのリスク把握の役に立つ
- 転職をしなくても働き方を見直すことができる
- 定期的な転職活動はオススメ
実際に転職活動やキャリア面談をしてみると「今の会社で働き続けるリスク」に気がつくことができます。
冒頭にも書きましたが、私はメンタルの不調で年収ダウンの転職をしたことがありますし、長くはありませんが夫婦揃って無職だった期間あります。
住宅ローンの返済は数十年の長期戦です。
長期戦だからこそ、返済し切るまでには妊娠、出産、家族や自分の体調トラブル、職場環境の変化など 多くの変化が起こりえます。
仕事を変える気がなかったとしても、転職せざるをえない状況に陥ることもあるかもしれません。
ひとつの会社の働き方にキャリアを合わせてしまうと、いざという時に生活を保てる条件での転職ができなくなり「辞めたいのに辞められない」という非常に厳しい状況になってしまいます。
定期的に自分のキャリアの価値を落とさず、どこに行っても収入を維持できる働き方をするために定期的な転職活動はオススメできるアクションだと思います。
マイホームのことがひと段落したら、考えてみてはいかがでしょうか?