単身赴任になる可能性があったのに転勤ありの仕事を選んだ理由


こんにちは、うさみしんごです
今回の記事は仕事選びと単身赴任についてのお話です。
2025年の4月から単身赴任になりました。
元から全国転勤のある仕事でしたので単身赴任も覚悟はしていたつもりでした。
が、実際に単身赴任生活が始まってみると想定外のつらさも多く、正直に言えば少ししんどいです。
というわけで、今回の記事では「そもそも何故、単身赴任になるかもしれない仕事に就いたのか?」「単身赴任を始めて実際に何がしんどいのか?」という内容についてまとめました。

既に転勤の可能性がある仕事に就いている人や、転職や就職でこれから転勤のある仕事に就くかもしれない人の参考になれば嬉しいです。
現実&先送りで転勤ありの仕事を選んだ
単身赴任になるかもしれないことを知った上で転勤ありの仕事を選んだ理由を一言でいえば「問題を先送りながら現実的な選択肢を選んだから」です。
簡単にまとめるとこんな感じの流れで仕事選びをしました。
- 年収と初任地の希望があった
- ステップアップに嬉しくなっていた
- 「どうにかなる」と具体的な検討を先送り
今の会社には転職で入社していますが、家庭の事情から1馬力で家族を養わなければなりませんでした。

住む場所にも妻の実家の近くが希望、という条件付きです。
その条件を満たせる仕事を探して、運良く希望のエリアを初任地としてこれまでの仕事よりもステップアップになる会社から内定をもらうことができました。
ただ、正直な話をするとその段階でそれ以上の検討も甘くなってしまったんです。
最低限の条件だった年収と勤務地の希望は通った。
今までの仕事よりもステップアップする。
正直、自分が思っていた以上のステップアップになった。
他の求人を検討してみても、この内定以上に高待遇になることはなさそう。
全国転勤ありの仕事だけど、事前に準備していたらなんとかなるだろうから、ここに行こう。
転職経験のある人には分かっていただけるかもしれませんが、転職先の仕事内容や待遇、今後の自分のキャリアを明確に予見することはかなり難しいんですよね。
会社側も受け入れ方まで決めているわけでもなければ、今後の自分が活躍できるかなんてことは仕事を始めてみないとわからないので。
求人のタイミングや自分のスキルで狙える求人の幅の問題もあるので、全ての希望が揃った転職をすることは実質不可能と言える難易度だと思います。
結局、最低限の条件はクリアしたこと安心感とこれ以上を望むことは難しいという現実感による妥協と。
あとは想定以上の条件で内定がもらえたことで上がったテンションにより「転勤になってもそなえればなんとかなる」というくらいの検討で転職に踏み切りました。
どんな流れで単身赴任になったの?
単身赴任になった理由は部署をまたいだ人事異動でした。
これまでは地方で営業をしていましたが本社側でマーケティングの仕事をすることになって転勤となりました。

「職種が変わるんですか!?」と言っちゃったくらいには驚きました。
単身赴任を選んだ理由は?
私が単身赴任を選んだ理由は家族が引越しを望まなかったからです。
将来のことも考えて妻の実家の近くにマイホームを購入済みで子どもの幼稚園と小学校もうまく行っているという状態だったので単身赴任を選びました。
以前に妻と私の実家近くで暮らしていたこともあるのですが、妻のメンタル的な負担も大きくなってしまったこともあり基本的には妻と子は妻の地元に住み続ける想定で生活を作ってきていました。
そのようなこともあり、元々単身赴任の覚悟はできていたので予定通り単身赴任になりました。

想定していてもしんどいものはしんどいんですけどね……
転勤になっても転職は考えなかったの?
今回の転勤では職種も変わっているためキャリアに対する影響も出てしまっています。
営業として評価されていた仕事からも離れてしまったのでステップアップも遅れる可能性が高くなりました。
正直なところ頑張って積み上げたものがリセットされて生活費も二重になり苦しくなることから割に合わなさもかなり感じています。
一方で元々想定していた話でもありますし、異動先でしか積めない経験もあるので、まずは現職で頑張ってみようと思います。
ただ、今後のキャリアについては考え直す必要が出てきたとも思っているので転職エージェントへの面談は申し込みました。
実際に単身赴任をしてみてどう?
単身赴任が始まって1ヶ月での感想を言うと「意外となんとかなっている」という感覚です。
一方で心配になっている内容はこんなところです。
- 子どもへの影響
- 二重生活での負担増
- 自宅の緊急対応
正直なところ、家族の心配をする前に自分のことの余裕がなくなっている状況だと思います。
仕事の内容が大きく変わり、これまでの評価もリセットされている。
その上でロクな海外経験もないのに海外への出張や現地担当者とのやりとりも出てくるので、変化の大きさがとにかくつらい状態です。
収入の増減に関わる評価がリセットされてしまっている家計が支出が大幅増になっているところも大きなストレスになっています。

裏を返せば家計に余裕があって、職場で自分の居場所が作れている人は割となんとかなるのかもしれません。
今後に向けてキャリアは見直す必要あり
実際に単身赴任になるような転勤を命じられてみたからこそ思うのですが、一回の人事異動でも自分自身の人生への影響はものすごく大きなものです。
私の場合だとこんな感じです。
- 家族と離れて暮らすことになった
- いつまで単身赴任が続くかもわからない
- 10年以上続けた仕事から外れた
- これまで積み上げたキャリアの評価もリセット
- 評価による年収アップが狙いづらくなった
- 二重生活で支出が増加
- 交通費や赴任手当など 実費精算の手当にも課税されて手取りが減った
- 仕事環境ではストレスが大きくなるような変化がいくつも発生
会社にとっては部門の増強のための人事異動ですが、個人にとっては生活、家計、将来のキャリア設計に対して大きな影響が出ています。
今回の人事異動はステップアップ要素のある異動だったから良かったものの、これが事業の縮小や会社から見限られた異動だったらどうなっていたでしょう?
会社は無くならなくても、そこで働く人の扱いが変わることは十分にあり得ます。
そう考えると改めて自分のキャリアについては自分でコントロールができるようにならなければいけないという危機感は強く持ちました。
あとは異動後の仕事が本社にしかない仕事なので、自宅に戻ろうとするとその段階で仕事でのステップアップはかなり厳しいものになります。
これまでは「とにかく仕事で頑張ってステップアップをして年収を上げる」というモチベーションでしたが、そのモチベーションの保ち方が通じなくなるのです。
そのあたりも踏まえて「自分はなんのために働くのか?どんな生き方がしたいのか?」ということも見直していく必要があると感じています。
自分でコントロールできるようにしたい
そこで今後は会社から自分にとってマズイ扱われ方をしても飲み込まれないようにしていかなければと思っています。
自分の仕事環境と生活基盤を自分で守っていけるように。
ありきたりではあるのですが積極的に頑張っていこうと思います。
- 現職でスキルを上げる
- 自分の市場価値を意識する
- 本業以外の収入源をつくる
とりあえず新しい部署の仕事についていこうとするだけで語学、プロジェクトマネジメント、市場リサーチ、企画提案などのスキルは積めるので。
まずは現職で事業を作って回すためのスキルと経験は身につけておきたいと思います。
一方でそのような仕事をする人材は市場でそんなに多くいないですし、ハイパフォーマンスな人たちとの殴り合いになりそうな雰囲気も感じますので。
転職エージェントも活用しながら自分にきちんと市場価値がついていて、行こうと思えば他社にもいける状態になっていることを道標にしながらやっていけたらと思います。
あとは最後に本業以外の収入づくり。
今の仕事でも地方専任職の希望を出せば月収を何割かダウン&年収カットの条件で自宅に戻ることもできます。
そのように本業で収入を減らしても補える状態が作れたら選択肢も増やせます。
本業がマーケティングと事業の立ち上げになるので、プライベートで何かをするとしても練習になって相性も良いと思うのでチャレンジできたらと思います。

やったことはネタにするよ!
ということで取り組むことも発信しながらやっていけたらと思いますので、よろしくお願いします!