年収600万円で家は買える?3,000万円の家が買える年収はいくら?
こんにちは、うさみです
世帯年収620万円の時に3,060万円を借り入れてマイホームを買いました。
私がマイホームを買う時にも気にしていましたが「自分の年収で買えるマイホームの予算」は気になりますよね。
今回は私の実体験も踏まえて「3,000万円の 予算でマイホームが買える年収」についてまとめました。
実際に額面年収600万円で総予算3,000万円でマイホームを買っているので、かなりリアルに書けていると思います。
子育てを考えると年収600万円以上は欲しい
今回の記事では、子育てをするご家庭のケースでお話をしていきます。
未就学の子どもが2人いる想定です。
実際に額面年収620万円の時にマイホームを買いましたが、それなりの暮らしがしたければ額面年収600万円はあった方が良いかと思います。
- 無理な節約をしなくても生活できる
- 普通車1台くらいなら持てる
- 週末に遊びに行ける
- 子どもの学費を積立できる
- 毎年数十万円の貯金ができる
たまにお金の力を借りながら子育てを回せるくらいのイメージですね。
節約しながらという前提でも額面年収550万円は欲しいところです。
年収ごとの家計イメージ
3,000万円の住宅ローンを借りると家計にどれくらいの余裕があるの?
年収ごとにシュミレーションしてみました。
額面年収550万円〜700万円の収入で住宅ローン3,000万円を返済していくと、どれくらいの生活ができるのでしょうか?
イメージがしやすいようにシュミレーションしてみました。
シュミレーションの条件
- 借入額:3,000万円
- 頭金:なし
- 返済期間:35年
- 変動金利:0.8%(団信込)
- 月々の返済:8.2万円
イメージ画像はSUUMO:支払額シミュレーションからお借りしました。
収入のイメージ
額面年収550万円~700万円の収入イメージをシュミレーションしてみました。
転職で3社渡り歩いた感覚からいくと割と現実的な内訳になっていると思います。
- 手取り年収:400万円
- 手取り月収:27万円
- ローン返済後の手残り月収:18.8万円
- ボーナス手取り(夏・冬):50万円・26万円
- 手取り年収:450万円
- 手取り月収:30万円
- ローン返済後の手残り月収:21.8万円
- ボーナス手取り(夏・冬):60万円・30万円
- 手取り年収:500万円
- 手取り月収:32万円
- ローン返済後の手残り月収:23.8万円
- ボーナス手取り(夏・冬):70万円・46万円
- 手取り年収:530万円
- 手取り月収:33万円
- ローン返済後の手残り月収:24.8万円
- ボーナス手取り(夏・冬):80万円・54万円
月々の家計のシュミレーション
ローン返済後のて残り月収でどのくらい余裕があるかシュミレーションしてみました。
- 水道光熱費1.5万円
- スマホ代(2人分):0.8万円
- ネット回線:0.6万円
- 食費:6万円
- 生活消耗品:1万円
- 教育費(幼稚園2人分):2.5万円
- 養育費:1.5万円
- 保険:0.4万円
- ガソリン代:0.6万円
- 外食費:2万円
- 夫小遣い2万円
- 妻小遣い2万円
→18.9万円 年収550万円で赤字になるライン
- レジャー費:1.5万円
- 交際費:2万円
→22.9万円 年収600万円で赤字になるライン
- 黒字:1.9万円
→23.8万円 年収650万円の余裕度ライン
- 黒字(追加):1万円
→24.8万円 年収700万円の余裕度ライン
あれ?月の手取りでも生活できるしボーナス込みで考えると意外と余裕もある?
油断は禁物です!
今回のシュミレーションでは次のような支出を入れていません。
- 医療費
- 衣服費
- 散髪、美容代
- 子どもの習い事
- NHK受信料・サブスクリプション
- 奨学金返済
- 住宅ローン以外のローン返済
- 住宅ローンの金利上昇
- 単身赴任で上乗せされる生活費
奨学金で進学した人・新車をローンで買った人は今回のシュミレーションよりも、もう少し余裕がなくなります。
さらに年払いで発生する支出も計算には入れていません。
- 固定資産税
- 火災保険
- 自動車税
- 自動車保険
- 車検
それだけではなく大きな支出にも備える必要があります。
- 家具家電の買い替え
- 住宅の修繕・維持費
- 車の買い替え費用
- 子どもの学費、制服
- 冠婚葬祭
- 両親の介護費用
- 老後資金の確保
ボーナスを使ってこれらの支出を補填する必要があるので、実際の余裕度はかなり少なくなってきます。
将来、子どもにまとまったお金を渡そうと思うと、さらに余裕はなくなります。
年収ごとの余裕度まとめ
予算3,000万円を住宅ローンで借り入れるとすると、各年収のイメージはこんな感じになります。
- 節約をしないと月の家計がギリギリ黒字〜赤字。
- ボーナスは月の赤字の補填と大きな支出に充てる。
- 資産形成を考えるとやや不安。
- 無理に節約をしなくても月の家計が黒字〜惜しくも赤字。
- 節約すれば子どもに習い事をさせてあげられる。
- ボーナスは大きな支出に充てる。
- それなりに資産形成ができてくる。
- 無理に節約をしなくても月の家計を黒字にできる。
- 子どもに習い事をさせてあげられる余力がある。
- 大きな支出を考えても資産形成に回す余力もある。
- 無理に節約をしなくても月の家計が黒字にできる。
- 子どもに複数の習い事をさせたり、ちょっとした贅沢をする余力ができる。
- 大きな支出を考えても資産形成に回せる余力が大きくなる。
※あくまでも参考例なので実際の家計を確認するようにしてください。
予算を上げたい、余裕を増やしたいなら?
エリアにもよりますが予算3,000万円で買える家はこんなイメージです。
- ローコスト注文住宅
- 建売
- 中古戸建+リフォーム
親から土地がもらえのるなら、同じ予算でそれなりの注文住宅も建てられますが、土地から用意すると選択肢はローコスト住宅になります。
なので、もっと予算を上げてより良い家に住みたいのであれば次のうちのどれかを選ぶ必要が出てきます。
- 頭金を入れる。
- 収入を上げる。
- 支出を下げる。
マイホームを買ってしまうと、後からローンの返済金額を変えることが難しくなります。
住宅ローンを借りる前によく考えるようにしましょう。
予算を変えずに生活の余裕を増やしたいときも同じように、上記のどれかを選ぶ必要があります。
頑張れば狙える予算3,000万円の家
予算3,000万円の家は世帯年収600万円あれば狙えます。
そして、世帯年収600万円は割といろいろなパターンで到達できる水準です。
- 1馬力で年収600万円
- 年収500万円+パート100万円
- 年収400万円+時短勤務年収200万円
- 年収300万円台夫婦の共働き
30代の子育て家庭の働き方を想定しても手が届くマイホーム予算が3,000万円です。
これくらいの金額帯ならば、東京近郊などの一部のエリアを除けば都市部からでも通勤圏内で物件が見つけられるところも多くあります。
もちろん各家庭で事情も違いますので「年収600万円あればマイホームを買っても絶対に大丈夫」というわけではありません。
ただ、きちんと検討すれば新築戸建にも手が届くので、迷っている人は自分の家計から予算を立てて相場を調べるところから始めてみてはいかがでしょうか。